ヒトノカズダケ

 ヒトノカズダケ・・・ 言葉があり、想いがあり、LIFESTYLEがあり、幸せがある。 日々よぎる思いを言葉にし、近くにいるようで遠い誰か、まだ知らない誰かとつながりを持てたらいいと思ってつくりました。

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今日も畑は


昨日の強風と急に寒いくらいのお天気で、
職場のベランダに植えたゴーヤ達の元気がありません。

今年の夏には“緑のカーテン”になってもらいたいので、

「がんばれゴーヤ!」
と声をかけました。

そういえば被災地の人たちに対して、
「がんばれ○○!」…というのは、
私は言えません。

だからゴーヤにも「がんばれ」は、良くないかもしれませんね。
十分がんばっていますよね。


被災地に行ったことの報告など、
「報告」ならいくらでも書けますが、

今の自分の想い

については、どんどん書けなくなってきました。

考えると複雑すぎて、
簡単には書けません。


放射能の影響に関して、

「有機農家はどうしているの?」

という質問がありました。


端的には、1人1人がそれぞれの選択をしています。


野菜や土壌の放射能値を測定している団体がいくつかあるので、

それぞれの判断で測定をして、

測定値をそのまま消費者に説明する人もいます。

基準値以下の結果が出たとしても、
「ゼロ」ではありません。

たとえ不検出という結果でも、
明日の原発の状況によっては、どうなるとも言えません。

日頃から「提携」で、
生産者と消費者が直接関わっているからこそ、

「あなたの野菜は食べたくありません」

「私の野菜を食べてください」

と、心から言えない苦しさ。

「有機農業をこの場所で続けたい。けど、大切な消費者に届けていいのだろうか…?」

「有機農家を支え続けたい。でも本当に食べていいのだろうか…?」

すぐに答えなんて、出ません。
お互いに、本当はつながっていたいのです。


移住を決意した福島の有機農家さんもいます。

けど、今のところほとんどの人は、
今いる土地で、今日も地域によって線量の差はあれど、
放射能を浴びながら農作業をしています。


私も今年はちゃりんこ農園に行く回数を、
なるべく減らすことにしました。

あまり手のかからない作物を中心に栽培します。

でも、出来た野菜はやっぱり愛おしいです。

農作業はやっぱり、気持ち良いです。

今日も雑草たちや、畑の虫たちは、
元気に生き生きと畑で暮らしています。

その姿をみると、それでも畑に行きたくなるのです。

そして出来た野菜たちは、
収穫したら、食べてあげたくなるのです。

内部被ばくという現実を知りながら…。



「アレクセイと泉」(本橋成一監督/2002年)

という映画をご存知でしょうか。

チェルノブイリ原発事故によって放射能で汚染され、
移住勧告が出された村に残った55人のお年寄りと、
1人の青年アレクセイの暮らしを記録したドキュメンタリーです。

村に湧き出る泉からだけは、
放射能が検出されません。

「百年の泉」と呼ばれ、
100年前の雨や雪が地表に湧きだしているというのです。

村人は泉の水を飲み、
泉の水で家畜や野菜や果物を育てています。

自給自足の質素な暮らし。

全て手作りの豊かな暮らし。

都会の生活に比べて、
電気はほとんど必要ありません。

そんな彼らの暮らしが愛おしく、
その暮らしを尊いと想えば想うほど、
一時、平穏な気持ちになるのですが、
やがて心が痛くなってきます。

厳しい自然の中でも、自然と共存し、
人々が協力し支え合って暮らしている村。

そこにいらないのは、放射能だけ。

日本にもそんな村が、
あらわれるかもしれないと、予感します。

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  1. 2011/05/31(火) 23:15:53|
  2. まっすんの寝言
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  4. | コメント:0
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