ヒトノカズダケ

 ヒトノカズダケ・・・ 言葉があり、想いがあり、LIFESTYLEがあり、幸せがある。 日々よぎる思いを言葉にし、近くにいるようで遠い誰か、まだ知らない誰かとつながりを持てたらいいと思ってつくりました。

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あゆむとはしる




大学4年の冬だったか、

友人に誘われてハーフマラソンに参加した。


中学のときは陸上部だったけれど、長距離走は得意ではなかった。


ただ、大学時代中期以降は、「少しでもやってみようかなと思ったらやってみる」というスタンスで動いていたので、気づくと多忙なスケジュールの中、手帳には「秦野市民マラソン」と書かれた日があった。


結果は、参加者で時間内に完走した中で最終ランナー。

一緒に参加した大学の友人たちは、10人ほどいたと思うが、みなだいぶ先にゴールしていた。


それまでの人生で、ビリになったことが無かった私にとって、この経験は後にとても活きている。


42,195キロの半分なので、21キロちょっとの最後の5キロ、私の横と後ろには3人ほどの併走ランナーのおじさんがいた。


正直、限界だった。


ろくに練習をしていなかった足は、自分のからだの一部とは思えないほど、重く、かたく、一歩一歩前に運んでいることが不思議なくらいだった。


そんな空気の中で溺れているような私に、隣りで走るおじさんは、走りながらみかんをむいて私に2,3房手渡し、ゴールまで併走してくれた。

そのみずみずしく、甘酸っぱいみかんの味と、一瞬感じたおじさんの手の温もりは、なかなか忘れられるものではない。


あのとき、私は自分の足でハーフマラソンを走りきった。


けれど、あのみかんのおじさんが一緒に走ってくれていなかったら、私は友人たちの待つゴールまで辿り着かなかったと思う。



あれから4年


福祉の現場に身を置いて、

「共に歩む」

というあたかも当事者目線に立てているような視点で支援の立場に立っているが、


そうではないのかもしれない


そう、思い始めている。



私が彼らに求められていることは、あのときみかんのおじさんが私を支えたような、専門的な知識と鍛え上げられた経験知、精神的な体力だ。


共に歩む

のではなく、


併せて走る。



それができるようになるために、こころもからだも鍛えなくては。




そんな決意を新たに、この秋を迎えたい。




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  1. 2010/09/16(木) 11:37:12|
  2. kurehaの独り言
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

走ることで、それまで身体に溜まってたモノがあふれ出て、
なんだか生まれ変わったような気になる。
いまが再生の季節だったりしてね。
  1. 2010/09/18(土) 00:26:46 |
  2. URL |
  3. hirk #-
  4. [ 編集]

そうだねー。

涼しくなったし、走ろう。


北海道は、すぐ寒くなるのかな。

10月は、浦河べてるの家で精神障害者リハビリテーション学会。

行けるといいな~。




  1. 2010/09/18(土) 08:28:55 |
  2. URL |
  3. KUREHA #-
  4. [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2010/09/18(土) 19:22:41 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

ゴール

飛行機の座席で隣り合わせになった人が、言っていました。

『決意をしたとき、既に道の半ばまで来ている』って。

あとはゴール目指して。

 私も、記憶に残るみかんを作れるように、走ります。
  1. 2010/09/19(日) 18:54:21 |
  2. URL |
  3. アベッカム #FA9LPCIw
  4. [ 編集]

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