ヒトノカズダケ

 ヒトノカズダケ・・・ 言葉があり、想いがあり、LIFESTYLEがあり、幸せがある。 日々よぎる思いを言葉にし、近くにいるようで遠い誰か、まだ知らない誰かとつながりを持てたらいいと思ってつくりました。

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生きててよかった


今日のお昼は、焼いた玄米餅の入った味噌汁。

味噌も玄米も織座農園育ち。
少しだけど、私のこの手も味噌をこね、田植えをし、稲を刈った。


あぁ、なんておいしいんだろう。

身体中から聴こえてくる。

おいしい おいしい おいしい・・・おいしいっ!!!


この「おいしい」を、誰と共有したいんだろう って考えたら、山谷で出会ったおっちゃんや、おばあちゃんたち、作業所のみんなの顔が浮かんだ。

最近、知り合った精神病院に入院中のおっちゃんは、数年前まで山谷の路上で寝ていたらしい。
お金は一銭も持っていなかった。

食事は、どうしていたのかと問うと、「ぜんぶ万引き」と小声で言った。


万引きしたものを食べたとき、身体は、心は、どんな気持ちだっただろう。


食の問題は、イコール「生の問題」だ。

心底、大事にしたい。大事に考えたい。


「おいしい」を共有したいと想う人が増えるたびに、その気持ちが強くなる。


2月2日(土)から15日(金)まで、東中野のポレポレ坐で「食べる」映画特集が開催中だ。
上映作品は、以下の22作品に及ぶ。(タイムテーブルはこちら。)

【キッコーマン―醤油と食生活】プログラム (4作品・計104分)
懐石料理―その心と作法―』
(1976年/日本/22分)
監督・脚本・編集:重森貝崙
今日では珍しくなった和室に座し和服で食す機会。懐石料理はそういった珍しい機会のひとつである。懐石料理を食べる際に気をつけたいこと、知っておきたいことをまとめた、「キッコーマン・食べるシリーズ」の第一作。

三歳児・食べるよろこび
(1976年/日本/27分)
監督・脚本・編集:重森貝崙
三歳児にとって“食べる”という行為は心の成長と深く結びついている。練馬のとある三歳児・誠一郎くんの生活を記録することで、子どもと“食べる”行為の関係を考察する。「キッコーマン・食べるシリーズ」の第二作。

お料理上手になるために ふたりのクッキング プロに聞く味の秘訣
(1977年/日本/20分)
監督・脚本:湯本昌/山田礼於
映像と食の深い繋がりを表しているのが、現在テレビで多く放映されている料理番組・グルメ番組である。“食べる”という行為は映像によって、より生々しく表現される。この作品は、料理人がコツを説明しながら料理をする作品である。ここに“食べる”映画のひとつの典型がある。「キッコーマン・食べるシリーズ」第三作。

現代しょうゆ事情―アメリカを行く―』
(1981年/日本/35分)
監督・脚本:播磨晃
太平洋戦争の真っ只中、日系人収容所に醤油が届けられると彼らは嬉しさのあまり小躍りしたという。日本人のアイデンティティともいえる醤油が、アメリカではどのように受容されているのかを追った。海外でもテリヤキソースやすき焼きなどで醤油は愛用されていた。海外での醤油事情を記録した作品。


人間の街―大阪・被差別部落―』
(1986年/日本/80分)
監督:小池征人 音楽:小室等
被差別部落の人々の様々な語りから、その差別の重さを感じさせる作品。いくつかの物語をつなぎ合わせて拾い集めた、人間のもつ輝き。障害者、水俣出身者、住宅要求闘争、解放運動、そして屠畜。屠畜技術者が小学校に出向いて自分の仕事について子供たちに語りかけるシーンは圧巻である。「“誰れかが牛殺さな、たべてかれへんねん、肉たべられへんねん”て言えるくらいな、みんな子供になってほしいなと思う」。

松前君の後輩の映画
(1993年/日本/83分)
監督:大木裕之
映画・美術・パフォーマンスなど、分野を超越して活躍する映像作家・大木裕之による“松前君シリーズ”第5作。このシリーズは、毎年正月前後に北海道松前町で撮影され、今年20年目を迎える。16mmフィルムで丹念にフレーム化された映像は息をのむほど美しい。幾度と無く登場するラーメンは、観た者の多くに「ラーメンが食べたくなった」と言わしめた。美学的“食べる”映画。

肉“Meat”
(1976年/アメリカ/113分)
監督・製作・編集:フレデリック・ワイズマン
「牛」は如何にして「肉」になるのか。牛はトラックに載せられ牧場の外へと連れ出され、巨大精肉工場で製品化され、市場に送り出されていく。この作品はその全工程をただ静かに記録する。これは「牛」ではない、「肉」である。その唯物論的な世界は決して異世界ではない。


【東京シネマ―食の科学映画】プログラム(3作品・計75分)
うま味と生命
(1968年/日本/27分)
日本で独自の発達を遂げた「うま味物質」の研究。昆布から抽出されたグルタミン酸は、蛋白質を、イノシン酸やグアニル酸は核酸を構成する、いずれも生命にとって不可欠な物質である。これはうま味と生命の間の微妙な関係を暗示している。この作品は、その化学的製法の工業的発展をもたらした生化学や、応用微生物学の科学的基礎をカ強く映像化した。

生命の牧場
(1966年/日本/30分)
微生物は、その体の中にとりこんだ養分をもとにして、分解・合成をくり返し、蛋白質を作ってさかんに増殖する。何百万種あるか判らない微生物のその生活活動の中から、人間にとって有効な働きを見つけ出し、改良を加え、その生合成を工業化して必要な物質を大量生産する、醸酵工業の真随を描き出した作品。

選ばれた乳酸菌
(1965年/日本/18分)
この映画は、人間の腸の中で整腸の働きをする乳酸菌に着目し、悪性の細菌との関係、腸の細胞との関係などを顕微鏡微速度撮影を駆使して追求した。科学者は、この細菌を人為淘汰して乳酸菌シロタ株を育てた。これを大量に腸におくりこんで、腸の健康を守ろうとする。


アルプス・バラード』“Alpine Ballad”
(1996年/スイス/100分)
監督:エリッヒ・ラングヤール
20世紀末のアルプスの酪農一家の日常。豚に餌をやり、チーズを作り、牛の乳をしぼり、肥やしを蒔く、冬になると材木を削る。説明も分析も美化もなく、映画の中には言葉も台詞もほとんどなく、カメラはただゆっくりと動く。風景の息を呑むほどの色彩。詩的で官能的なイメージ。この映画の威厳溢れるゆったりとしたテンポは、観客の心を自由に漂わせ、自身に反映させ瞑想することのできる心理的な空間を与えている。

不安な質問
(1979年/日本/85分)
監督・脚本・構成:松川八洲雄
1970年代初頭、自分たちの農場を作り運営する都市生活者コミューン「たまごの会」の、その険しい道のりをエネルギッシュに描く。「たまごの会」は、筑波山のふもとに農場を造って家畜を飼い、田畑を耕し食糧を製産する。“食べる”という行為をラディカルにみつめた、ドキュメンタリー史に残る傑作。


【漁】プログラム (3作品・計99分)
荒海に生きる―マグロ漁民の生態
(1958年/日本/33分)
高知県室戸岬の漁業で生計を立てている村の人々は、この村に漁港がないので神奈川県浦賀港を根拠地としている。100トンに満たない乗組員22人の木造船でマグロ漁に出発、荒波を越え4500マイル彼方の太平洋上、水爆実験が行われているクリスマス島付近までも出漁する。見習いで乗り組んだ18歳の少年を中心に、漁夫の船内での生活、漁の実際などを丹念に描写、その厳しい2ヶ月の労働を描く。

世界の漁網
(1964年/日本/26分)
監督:竹内信次
この時代、合成繊維の漁網は天然繊維の漁網にとってかわろうとしていた。この映画は、合成繊維のさし網、小型・中型定置網、ひき網、まき網による日本の沿岸漁法を中心に、世界の海にひろがって愛用される合成繊維漁網の現状を紹介する。

流網船』“Drifters”
(1929年/イギリス/40分)
監督・制作・脚本・編集:ジョン・グリアスン
ドキュメンタリーの神様ジョン・グリアスンによる映画史に輝く名作。1929年に発表されたこの作品は、英国漁業の中のニシン漁にポイントを絞り、出航から操業、帰港、流通までを丹念に記録している。物理的な作業工程だけでなく、活気のある人間ドラマとして仕上げている。短いカットを効果的に使った編集技法により、彼に続く多くのドキュメンタリー作家に多くの影響を与えた。


【米、麺、ビール】プログラム(4作品・計84分)
ビール誕生』(1954年/日本/15分)
 監督:柳澤壽男
太陽の恵みをたたえて結実する健康なビール麦のいのち。さわやかな高原に開く可憐なホップの花のいのち。たくましく繁殖する酵母のいのち。ビールは、この三つのいのちに溢れた健康的な飲料なのである。麦畑、ホップの選別、ビール瓶の大行進…カラーフィルムによる映像は限りなく美しい。日本で最初のカラー短編映画ともいわれる、巨匠・柳澤壽男の初期の傑作。

新しい米つくり
(1955年/日本/30分)
監督:丸山章治
冬が長く、春が訪れるのが遅い東北地方では、早植え増収は農民たちの願いである。新しい電気苗代の方法によって不順な天候を乗り越え、ついに見事な秋の実りを迎えるまでの一年間。新しい米つくりの記録。

即席ラーメン
(1970年/日本/18分)
監督・脚本:上野耕三
この映画は、インスタント食品の花形として脚光を浴び、大衆に親しまれている即席ラーメンがどのようにしてつくられるか、品質管理や研究開発がどのように行われているかを記録した作品である。ベルトコンベアを流れる即席麺は私たちの胃を敷き詰めるタイルのようである。


(1975年/日本/20分)
監督・脚本:上野大梧
日本人の食生活のパターンは、戦後に大きく変化した。なかでも様々な麺類が私たちの生活にとけこんでいる。うどん、そば、そうめん、中華めん、スパゲティなど、世界中の麺が、日常の中にある。昔ながらの麺の作り方、麺の特質などを紹介し、さらに上手な調理方法や安心して麺を選ぶ目安となるJAS規格なども紹介する。


ダーウィンの悪夢』“Darwin’s Nightmare”
(2004年/フランス=オーストリア=ベルギー/112分)
監督・構成・撮影:フーベルト・ザウパー
生物多様性の宝庫であることから「ダーウィンの箱庭」と呼ばれるヴィクトリア湖。その湖に、今から半世紀ほど前、ささいな試みから、新しい生き物が放たれた。この大食で肉食の外来魚ナイルパーチは、もともと生息していた魚の多くを駆逐しながら、どんどんと増え、状況は一変。湖畔の町にはナイルパーチの一大魚産業が誕生し、周辺地域の経済は潤う。しかし、一方では、悪夢のような悲劇が生み出されていった。

満山紅柿 上山 柿と人とのゆきかい
(2001年/日本/90分)
監督:小川紳介/彭小蓮
この作品は、小川紳介と小川プロが『1000年刻みの日時計―牧野村物語』(1986)のために撮った“紅柿篇”と呼ばれる5時間半もの未編集フィルムをもとに、舞台となった上山の人々の手によって13年の時を経て完成した。山形県上山の紅柿は元々とても渋いが、人間が細やかな手仕事で極上の甘味の紅干柿に変える。カメラはその全行程を艶やかに描く。紅柿の風土、紅干柿の伝統、渋柿を甘く変えていく奇跡の時間。

オレンジ』“Orange”
(1998年/イスラエル/58分)
監督:アモス・ギタイ
イスラエル建国以前からパレスチナの主要な輸出産物であったオレンジ生産に関するドキュメンタリー。1930年代の写真と現在のユダヤ人経営者、研究者、アラブ人労働者などの発言を対比させながら、国家経済の発展と産業の近代化にともない、民族間の分断が激しくなった現実を逆照射していく。イスラエル問題を食の視点から突き詰めた、カンヌ映画祭常連の奇才アモス・ギタイによるドキュメンタリー。


そして、11月に行われて大盛況だった国際有機農業映画祭の番外編が、2月18日(月)に開催される。

トークイベント
【知っていますか?進む種の独占】


第一部 種の国際支配に対抗する 18:30~
「食の未来」(2004/米国/90分)上映
「種子をまもれ!」(1994/インド/30分)上映

第二部 進む種の独占とぼくらの選択 20:30~
トーク
「バイオ企業と生物特許」 安田節子(日本有機農業研究会理事)
「貿易協定と特許」 佐久間智子((「環境・持続社会」研究センターJACSES)
「自給はいかが?」 山田勝巳(自然農生産者・日本有機農業研究会理事)
会場とフリートーク

場所 UPLINK FACTORY
    渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階
入場料 1800円(当日のみ)
主催 日本有機農業研究会科学部
    アジア太平洋資料センター(PARC)


これだけの映画を観ても、食という日々の生のいとなみを大事にしていくことがなされなければ意味がない。

おいしい!!!あぁ~、生きててよかった」を共有する人とたくさん出会おう。



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  1. 2008/02/09(土) 14:27:48|
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