ヒトノカズダケ

 ヒトノカズダケ・・・ 言葉があり、想いがあり、LIFESTYLEがあり、幸せがある。 日々よぎる思いを言葉にし、近くにいるようで遠い誰か、まだ知らない誰かとつながりを持てたらいいと思ってつくりました。

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憲法は空気


TVや新聞といった、何もしなくてもざぶざぶと私たちの目や耳や頭に情報を流し込んでくるメディアの中で、今まで憤慨するほど議論されてこなかった憲法のことが、ようやく表舞台で議論されるようになった。

多くの日本人の生活の一部となっているTVや新聞で注目されていることに、日本人が影響されないわけがない。もうこれ以上、無関心のふりはできないはずだ。


3年間通ったインド第二の大河沿いで暮らす300を超す村々の先住民たちと、その文化や暮らしを守ろうとする人々が大きなダムの底へ、彼らと共に在る大地と一緒に沈んでしまおうとしている。

彼らの問題を自分たちでどうにかしようと現地で戦うのではなく、私たちは私たちの問題に向き合おう、日本で暮らす人々(自分を含め)に向き合おう、そう思って、今、私は山谷に通っている。

そして、今、私が日本にいる大きな理由に、改憲への政策がここ数年でどんどん進められているということに危機感を抱いているからということがある。


だけど、私はなにもしていない。
なにもできない。

新しい勉強に追われ、自分が何を糧に生きていこうかと考えることに没頭するあまり、今、私がここにいる意味を、大学生活でどれだけ大人に憤慨したかを、忘れかけている。


たくさんの、本当に多様な問題が混在し、見えにくい状態にあるこの国で、1番おっきな大切な決めごとを、地球で言えば「空の色」を変えたところで、この国には陰や陰の下で暮らす人々が増えるだけだろう。

小さなこと一つ一つを現憲法の下でできる限りよくしていくこと、これすらできない国民一人一人に、憲法改正の最終決定権があること自体、無責任だし、情けない。

私は、全国統一地方選挙の投票所で12時間、立会人をした。

投票率47%中、私が立ち会った有権者のなかで「区長選もあったの・・??」という顔で首をかしげながら、ど・れ・に・し・よ・う・か・な?で決めているような人が何十人もいた。

おいおい。

これには、立会い責任者の区の管理職も苦笑い。

そうかと思えば、目や手足が不自由な方たちもたくさん投票しに来ていた。

前者と後者の一票の重さは同じ。

機械的に入れられていくように見えるどこかの宗教団体がすっぽり入る例の党の一票一票も。


もう少しだけでいいから、考えて投票すればいいのに。

私自身ももう一歩、踏み出したい。
そう思うことのできる12時間だった。

将来、出会うかもしれない、もしくは、友人たちの産んだ子どもたち、そして今まだ投票権を持たない0~19歳の今を生きるみんなへ恥じないよう、一票をしっかりにぎりしめて、自分の描く理想の、―理想でいいじゃん―生きててよかったと思える社会へ近づくためには、誰へ一票をたくせばいいのか。

そんなことを、ちょっと考えるだけで、あっけなく終わる投票が、ワクワクしたものに変わるかもしれない。

社会は、人間が築くもの。
社会で生きるためにどういう自分になるかじゃなくて、自分が生きていたい社会とはどうしたらつくれるのかということを考えてみる。


実際、「私の人生はこれからだ!」なんて言って大学を卒業したけれど、不安で胸がいっぱいになることも多い。
明るい未来も、希望ある将来も描くことが難しい。

それでも、ささやかな幸せは産み出していけるんじゃないかと、自分を、周りのこれからも共に生きていく大切な人たちを、信じてみる。

すると、毎日にポッと灯りがともる気がする。ちっちゃな勇気が湧く。


憲法改正の国民投票までの間、憲法の中身が3年ほどかけて審議される。
これなら国民も納得させられるし、自民党員・政党員として大儀を果たし、立派に歴史に名を残せると今の首相や官僚、有識者と呼ばれる人々が思うまで審議される。

3年もの間、政治家生命(=人生らしい)をかけて精査した憲法改正原案を、国民なぞのために無駄にするはずはない。
彼らは、本気だ。

憲法第9章・第96条に基づいた国民投票。
しかし、投票される一票一票に意味を重く、真剣に持たせるのは、他でもない私たち一人一人だ。


もし、それができても、油断はできない。
投票で反対が過半数を超えたところで、「解釈改憲」や「実質改憲」の道もありうる。

今なら、変えられるかもと、改憲派に思わせる隙をつくったのは、それ以外のすべての人だ。
無関心の人も、護憲の人も、迷っている人もすべて。

環境問題などの新しい条項を加えることや、自衛隊の存在と憲法との矛盾を打開すること、国際貢献を積極的にできるようにする、アメリカとの関係・・などを焦点に改正すべきだと考える人も多いと思う。

私だって頑なに反対しているわけではない。
悩みもせず、ただ、反対! ただ、賛成! と言うことなんて簡単だ。
わからないと言うこと以上に。

右派、左派、保守、革新・・そんなもの関係ない。

組織や、考え方の枠に入り込んだが最後、自分で考えることがぼやけていく。
自分や周りの人たちの暮らしとつなげて考えることにうとくなる。

要は、私が、あなたがどう生きたいか、今、生きることに幸せや、尊さを感じているのか だ。


憲法は、私たちの暮らしとつながりがうすいようで、あたり前にある空気のようなものだと思う。

空気に問題が生じたとき、空気清浄機で自分の部屋だけきれいにするのではなく、山に木を植え、輸送で石油を使うことのないよう地元の野菜や米を食べ、ごみをなるべく出さない消費生活を心がければ、自分の部屋の空気はもちろん、大切な人たちや、未来に生きるすべての生きものにあたりまえに呼吸のできる空気を引き継いでいける。

憲法も地球環境と同じように、一人一人の意識が向かなければ、よくはならない。


追伸

アメリカやラトビアにいる友人たち、外国に友人がいるみんなへ

この地球上に、軍隊のない国は27カ国。

その中で、憲法で戦力不保持と交戦権否認を規定している国はまだ少ない。

そんな貴重な日本の9条、紹介してみてくださいな。

The Constitution
Chapter Ⅱ
Renunciation of war
Article 9

Aspring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.
In order to accomplish the aim of the preceding paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war potential, will never be maintined. The right of belligerency of the state will not be recognized.

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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  1. 2007/05/05(土) 11:59:40|
  2. kurehaの独り言
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

こんちわ!GWはまともになくて疲れがたまっている今日この頃です・・・

昨日生まれてから初めて自分のマンションに『自衛官募集!!』というチラシが入ってました。こんなものがうちに届くこと自体、凄くタイムリーでリアルな感じがしました。
 僕の家の数十キロ上に『陸上自衛隊青野ケ原駐屯地』というのがあります。訓練もたまにしてます。そこが、『陸・海・空・自衛官』の募集要項を送ってきました。ひょっとしてやめる人が多いから?…×集まらないならいっそのこと法律立てて、また徴兵しようじゃないかとか企んでるんじゃないか!?とか、いろいろ想像してました。

『無知な人間を魅力的なキャッチフレーズで誘うんだ、蓋をあけると地獄ばかりだった』と海兵隊員が語る本をこのチラシを見てて思い出しました。

◎『守りたい国がある。助けたい人がいる。つなぎたい未来がある。』が謳い文句です。
最後のつなぎたい未来がある!!が引っ掛かります。資源がない国は、こんなふうにしてしか未来をつなげないんでしょうか?

後は、
『①取得機会のある多彩な資格習得チャンス!』『②特別職国家公務員の称号の付与!』『③将来の多彩な選択肢!』『④社会に貢献する新しい形!』etc・・・

◎航空学生に対しては『大空をかけるパイロット!』
◎看護学生に対しては『優しさ、勇気、友情が私たちの絆』と書いてました。これは、衛生兵ってことでしょうか?!

このチラシが、いったい最終的にどんなことを意図して配られているのか正直よくわかりませんが、専守防衛?(どんな意味かよくわかりませんが…)守るというのが日本の軍事戦略の中核だとネット辞典には書いてましたが、今後、武力政策に少しずつ転じていこうとしてるという感じだけはします。と思わせるほどこんなチラシ今まで家にきたことない!!!というのが正直な感想です。いかにも、自衛隊が必要だと露骨に言ってますし…。

★今更ですが、韓国映画の『SILMIDO』といのを最近観ました。ノンフィクションで1984年?に起きた実尾島事件というものを描いた作品です。『SILMIDO』というのは韓国のインチョン近海にある無人島の名前らしく、韓国空軍の精鋭部隊684部隊というのが送られた島です。内容はあまりいいものではありませんが、これは本当に国家というものの権力の恐ろしさを描いています。日本も昔はこうだったのかな?とか、アメリカは今もこうだろうとか、イラクとかは今の今こうだろう?とあれやこれや考えさせられます。映画の最後は、本当の実尾島事件の真相報告書を誰もいない国家機密中の国家機密の保管場所に葬るとこで終わります。

もう見ているかもしれませんが、見ていてえげつなく理不尽できつかったです。ブッシュもあんな風にして下の人間を扱ってるんじゃないかと想像しました。いつも、こんな話してすいません。(汗・・)結構歪んでますが、まともな人間なのでよろしくどうぞ。国家というものの裏の裏を考えるには十分の内容がこの映画には盛り込んであると思います。

  1. 2007/05/11(金) 15:35:27 |
  2. URL |
  3. マル #wd5CM6eA
  4. [ 編集]

美文

九条に書かれた文章、本当に、美しいです。

こんな美しい文章を変更しようというのは、どう考えても、理解しがたいです。

で、この問題について論じているkurehaさんの文章が、また、とても素晴らしいです。

 私は口下手で、臆病で、なかなか思ったことをうまく表現できないのですが、こうした意見を読むと、とても励みになります。

 
 今日はちょっと朝寝坊ですが、これから草刈りに出かけます。
  1. 2007/05/12(土) 08:52:33 |
  2. URL |
  3. アベッカム #-
  4. [ 編集]

軍隊を持たない国

マルさん、ひさしぶり。
お仕事、がんばっているようでなにより。
「生きなおすことば」読んでみた?
SILMIDOは観ようと思っていてまだ観ていない映画の一つ。
今度、借りてみようと思います。


アベッカムが口下手なんて・・・まぁ、私が人見知りだって言ってるのとおんなじかな。
自分の思ってる自分も周りから見える自分も真実ですよね。


ええと、軍隊を持たない国、これだけあります。
5~10年後の旅の予定に、この27カ国全部入れようかと思っています。
その頃はもっと増えてたらいいな。

ミクロネシア
パラオ
マーシャル諸島
キリバス
ナウル
サモア
トゥヴァル
クック諸島
ニウエ
ソロモン諸島
ヴァヌアツ
モルディブ
モーリシャス
リヒテンシュタイン
アンドラ
サンマリノ
ヴァチカン
モナコ
アイスランド
ドミニカ
セントヴィンセント・グレナディン
セントクリストファ・ネーヴィス
グレナダ
セントルシア
ハイチ
パナマ
コスタリカ

以上スイスのNGO軍縮を求める協会より
参照: 「軍隊のない国家」 前田朗著
   「法と民主主義」402号 日本民主法律家協会

  1. 2007/05/13(日) 15:58:21 |
  2. URL |
  3. kureha #-
  4. [ 編集]

ダブルですいません。

本はまだ、読めてません。読む時間はいっぱいあるのです…バイトだけで一日がいっぱいいっぱいになってしまう自分があって…。悲しいかな自分しか見えないのがつらいです。心のゆとりができたらじっくり読みます。あと、汗・・)いつも気づいたらコメントになってないし、文章がいつもえげつないことしかかけなくて…人格再生しなおしますゎ。

『憲法論戦これから』 『周知不十分』
◎『護憲』(やれる限りやる)
◎『改憲』(真の議論が必要)
とこう新聞に見出しが出ていました。 ★国を左右する重要なことが少数の人間だけでサクサク決まっていくのが本当に悲しいです。僕も投票に参加する一人としていろいろ考えてなきゃいけないなと思います。読んでいて、本当に自分も『社会で生きるためにどういう自分になるかじゃなくて、自分が生きていたい社会とはどうしたらつくれるのか 』という考えがとても大切な時代にきているなぁと思いました。難しい問題ですね…今の流れに沿って生きてると自分本位の独りよがりの生き方に100%なってたりするし、色んな事が行き着くとこまで行かないと気付かなかったりすることが多かったり。何もしないであとで後悔ばかりするような生き方はしてはいけないと思いました。

エネルギー争奪で石炭とかウランとか、石油とか利権とか国家とかいっぱい新聞に書いてますが、環境エネルギーの時代が来てほしいと思います。ちょっと、平和にならないかなぁ。
強力なカリスマ性をもった日本のガンジーはたくさんいますか?そんな人の本を読んで少しでも憲法論戦に無知だけど参加していきたいです
…今日はたまたま朝NHKラジオを聴いてました。何回も『国益を守る』、石油の9割が中東から依存している、イラクの大統領に継続的支援を熱望されている、今後の外敵の抑止力となるために防衛力を高めるのは必須、などと言っていました・・・『アメリカ』という言葉は一度も出てきませんでした。国を動かす人たちもプレッシャーで苦しそうですね。戦争反対と胸を張って言える国だったらなぁ…
  1. 2007/05/15(火) 02:59:06 |
  2. URL |
  3. マル #wd5CM6eA
  4. [ 編集]

無知っていうのは、
「知識がないこと」
じゃなくて、

「疑問を発せられない状態」
のことを指す

っていうのが60年代の植民地解放運動の理論的支柱だったそうな。

疑問をもったら、発する。

そこから議論が生まれる。

そして・・・


そのあと、どう展開させるかはその時代に生きる人間たち次第だね。

って、他人事みたいに言ってますが、昨日massunに久々に会って、話して、自分たちは今なにをしたらいいのかうなっているところです。


ちなみに、マルさんの文章、私は好きだよ。
書いてくれると嬉しく読ませてもらっています。

自分の体験や感じたこと、考えたことから言葉をつむぎだしてると思います。
この作業、おもしろいよね。

これからもお互い無知を恥じて精進していこう。





  1. 2007/05/15(火) 11:02:52 |
  2. URL |
  3. kureha #-
  4. [ 編集]

…革マル派侵攻って感じでブログ占領してますね。すいません

↑また一つ勉強になりました。いろいろ考えることっておもろいすね。(★台★)
+泣けます。(T・T)何か外でも家でも、あまり心を解放してやる瞬間がないのでそんな風に言ってもらえて嬉しいっす。ドカーと荷が下ります。
◎決める→動く→続ける。そしたら、スターになれる。とひろみ郷が言ってました。単純ですが、めちゃめちゃ難しいんですよねぇ。何も決められずもどかしく時間だけ過ぎる自分がやになります。そちらも何したらいいのか唸ってください。ビッグバン?いつか到来しますょ。爆発ですよ。岡本太郎の毒もてって本呼んでます。これからは愛ですね愛。爆発ですね。
…僕も僕で違う意味でうなりすぎて頭がはじけそうになってますよ…。(T・T)
投げた時点で負けですなぁ。憲法も頭から負けなんてないのだ!!と読んでて思いました。動き続けることが大事ですなぁ。

★あと、組合活動の一環で今年は沖縄に観光も兼ねて、戦争学習に行くことになってます。長が沖縄が好きなだけなんですが…遺骨の収集もその時、出来たらいいなとか勝手に思ってます。ようやくこれからいろいろやってみて感じてみたい年頃到来です。
農業も勉強もほんま今からすね。不屈不屈不屈不屈不屈爆発ですね。アイアイ愛愛
・・・・いつも二人の知識の多さに驚きます。これは社会学部の講義ですね。僕が新聞読んでないだけなんですが・・・。凄いっす。なんでこんなにいろいろ知ってんの?!といつも思います。動かねば、出会わねば、読まねば、疑問も生まれないすね。ほんま頑張りますわ~~。

まったく関係ないですが、ジーンときた言葉なんでついでに書いときます。社会学部の時に習いました。ラインホールドニーバーの祈りの言葉です。

『主よ、変えられないものを
          受け入れる心の静けさと,
変えられるものを変えていく勇気と,
       その両者を見分ける英知を我に給え』
こんなんでましたが?、頑張って変えていきたいです。そっちも頑張ってね~また来まぁ。
  1. 2007/05/18(金) 22:35:33 |
  2. URL |
  3. マル #wd5CM6eA
  4. [ 編集]

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