ヒトノカズダケ

 ヒトノカズダケ・・・ 言葉があり、想いがあり、LIFESTYLEがあり、幸せがある。 日々よぎる思いを言葉にし、近くにいるようで遠い誰か、まだ知らない誰かとつながりを持てたらいいと思ってつくりました。

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つづき-化学物質過敏症-


地球環境映画祭の2日目の上映会の最後に「生きる場所をさがして-化学物質過敏症と戦う夫婦-」という作品がありました。

化学物質過敏症をご存知でしょうか?
知らない人、なんとなく知っているという人が多いんじゃないでしょうかね。
私は有機農業の勉強をして初めてこの病を知りました。

この病は、その名の通り、化学物質にカラダが過敏に反応し、症状が出るというもの。
化学物質とは、今更説明することじゃないと思いますが、現在私たちの生活に当たり前のようにあるものです。
シャンプー、リンス、洗剤、インクの中、衣類、食べ物の中はもちろん、塗料、排気ガス、農薬など・・・
家の中、町の中、どこにでもありますよね。

この、化学物質に苦しめられている人たちがいます。

実はこの病、治療法や原因がわかっていないのです。
化学物質の種類や量によって、反応する人しない人、症状の程度の個人差があることも、治療が困難な原因になっています。
この病は最近やっと注目され始めたので、病院に行っても化学物質過敏症と診断してくれる医師はまだごくわずかだとか。
誤診で間違った薬を出されて、症状がひどくなる例もあるそうです。

症状の詳しい説明です。
とにかく、全て。カラダの全てに症状が出ます。
頭の先からつま先まで。
めまい、頭痛、吐き気はもちろん、下痢、発汗、めやに・鼻水・よだれが出てくる、ひどい人では平衡感覚を失い、立っていられない、など。
また、不眠、幻覚、幻聴、記憶力の低下、またヒステリーになったりと精神面にも影響してきます。
ここには書ききれないほどの症状があります。

私が見た映画の主人公(女性)は、常にマスクとサングラスをして、お湯だけで洗った、化学物質をなるべく使用していない衣服を着て、シャンプーも石鹸も使えない・・・という生活をしていました。
もちろん食べ物は、完全無農薬栽培の物しか食べられません。


彼女はそれでもどうしても家の中が苦しくて辛くて、
(化学物質過敏症の人はなるべく症状が軽くなるような家を探して引越しをすることが多いのです。
近所でシロアリ駆除の薬を撒かれたり、農薬を撒かれたりすると症状がひどくなったりします。)
最終的に彼女は、夏、化学物質が熱で蒸発しやすい季節になると4ヶ月間人里離れた山道の脇でテント暮らしをすることに・・・。


この病、先程も書きましたが医師たちの中でも認知が遅れています。
医師の理解が得られなければ、当然周囲の人たちの理解も得にくくなります。
農薬を撒かないで欲しいと言ったために近隣農家との人間関係が上手くいかなくなったり、学校に行けない(化学物質過敏症の患者は子供が多い)、外に出られないために世間から冷たい目で見られたり、精神病と疑われたり、とにかく想像を絶する辛さだと思います。

そして、この化学物質過敏症の人、今日本に何人いるのかハッキリとはわかっていません。
アメリカの何とか州(覚えていなくてすみません)では症状の程度を考慮すると(軽い人も含めると)10人に1人が・・・とも言われているみたい。

なにせ、化学物質の数は5万種以上ですから。
今や、化学物質のない世界はありえない。

日本は世界的に見ても、化学物質の使用量がたいへん多い国です。
この病は突然発症するものですから、自分がかかることもありえます。

自分たちのつくったもので苦しむ生き物人間。
つくった人たちが苦しむならまだしも、何の関係もない子供たちが多く苦しんでいるこの病。

私たち人間は今後、どーなって行くのでしょう。
結局、この社会に適応出来なければ生きていけないのでしょうか。
適応出来ない人は滅びる運命なのでしょうか。
それで良い、仕方のないことなのでしょうか。

この病は、今後の人間社会の一部を見せてくれている、そんな病だと思います。



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  1. 2006/03/16(木) 12:44:31|
  2. まっすんの寝言
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

大切な敏感さ

私は、小さいころから虚弱体質で、すぐに病気になる子供でした。

 それがとてもいやで、水泳を習うようになり、健康的な肉体にあこがれて、武道を志すようになりました。

 今では、適応したというか、鈍くなったというか、敏感な反応はなくなりました。

 あの、ひどく苦しんだ花粉症でさえ、症状が改善されてきております。(今年は特に、くしゃみすら出ない)

 そういえば、先日ラジオで、ゾウの話しを聞きました。

 耳がたいへん良いゾウは、インド洋の津波に敏感に反応し、いち早く高台へ逃げたそうです。

 敏感な人たちから、私たちも学ぶことが多いのだなあと思います。
  1. 2006/03/17(金) 17:38:24 |
  2. URL |
  3. アベッカム #-
  4. [ 編集]

本当に

人だけでなく、自然や動物はもっと敏感ですよね。

今まで反応を示さなかった人間が敏感になってきているというのは、それだけ不自然なものがまわりに増えてきているのかなぁって思ったりもします。

あべっかむさんの花粉症が良くなってきているのは、食べ物や良い空気も影響しているのでしょうか。
やっぱり健康が一番!


  1. 2006/03/24(金) 23:00:36 |
  2. URL |
  3. massun #-
  4. [ 編集]

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