ヒトノカズダケ

 ヒトノカズダケ・・・ 言葉があり、想いがあり、LIFESTYLEがあり、幸せがある。 日々よぎる思いを言葉にし、近くにいるようで遠い誰か、まだ知らない誰かとつながりを持てたらいいと思ってつくりました。

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第一歩の感触


「タイムスリップしたみたいな」

そんな1年だった。


そして、それは、とても素晴らしい体験の連続で、1年前まで暮らしていた東京の生活からは到底得られないだろう感動が、次々とからだに散りばめられていくようだった。


1年を通しての牛の世話、
小さな畑の野菜の観察(手入れはほとんどできなかったけど)
皐月のお茶摘み、
野草見物、
山菜に舌鼓、
田植え、
さなぶり(田んぼの神様に感謝するお祭り)、
梅干し・梅シロップづくり、
稲刈り、
キノコ狩り、
栗拾い、
干しリンゴ、干し柿、
餅つき、
鏡開き、

他にもあると思うが、今思いつくのはこれぐらい。

四季の恵み、自然の豊かさを、1年の暮らしを通して感じることができたことは、その1つ1つが私の中の生きる力となっていく実感を伴う。
そして、巡る季節はまた今年もやってくる。感謝。



10月頃、半年を振り返った日記の綴りを読み返しながら、春から今までの道程を遡ってみたい。

ほとんど自分のための振り返りなので、読み流してください。


2009年3月半ば
茨城県常陸大宮市の一戸建ての家に引っ越す。
小さな畑のついた南向きの明るくて静かな家。
まわりは、住宅があるが、街頭は無く、夜は闇。
星がまたたく。
町の北のはずれで、3分ほどで田園風景。
町の中に引っ越したことは、都会暮らしから地方へ来たばかりの2人にとっては、無理をしすぎずよかった。
いきなり山の中や、畑の真ん中で暮らし始めても、きっと長くは続かない。

kiku.jpg

2009年4月
県北の精神科病院の牧場でソーシャルワーカーとして働き始める。
1時間に1本の水郡線で通勤していた。
はじめは、駅から45分の道を歩いて通勤。
写真を撮りながら町の風景や久慈川にうっとり。
自然ほぼそのまま、河と山に囲まれた職場の環境にほれぼれし、とっても素敵なところに来た!と、
浮かれすぎて、バイクで転倒。右膝を10針縫う。

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2009年5月
職場スタッフ1人1人の個性が生かされていると思った。
1人1人が、強烈な自分を持っている。
とにかくこの職場で自分がこれまで学んできたことを、どう生かそうかと考える。
そして、まずは、メンバーとの関係を丁寧につくっていくことに力を注いでいくことに集中。
家に帰ると、茨城に来てよかったという話をよくしていた。
東京の暮らしで抱えていた様々なストレスから解放されたことで、何にもとらわれない自分で居られる爽快感を得られた。
今、自由だな と感じる時間ができた。


2009年6月
メンバーとの関係性のつくり方にやきもき。
ソーシャルワーカー3人と畜産・農業の指導員5人という構成の職場で、二つの専門職のメンバーとのかかわり方の違いに翻弄される。
みなが精神保健福祉のソーシャルワーク概念を共有していないことに葛藤しながら、違いを喜び、許し合う可能性を探ろうと、もがくもがく・・。
基本的に、目の前の困難を「おもしろい」と捉えられる性格であることに感謝。


2009年7月
田植えを終え、緑鮮やかな夏が来る。
盆地のため、暑いと言われるも、南インドの50度の暑さや、東京の排気だらけのもやもやコンクリの暑さに比べたら、爽やかでとても気持ちがいい。
夏は、暑いのだ。
茨城の暮らしにも慣れてきて、仕事と生活と他になにか、他の世界が自分には必要だと切実に感じる。
ミラの「提携の有機野菜の料理と映画上映会」では、東京の仲間と語り合えるが、茨城でもそのような居場所を求めるようになる。
もてぎアートフェスタに参加し、一緒にまわった職場でアートセラピストをされている素敵な女性と仲良くなっていく。
アートフェスタでは、笠間とひたちなかでカフェを営む、かわいくてとてもパワフルな女性と会う。
その彼女から、9月のイベントを一緒にやろうと初対面ながら、話が弾む。わくわくする。


2009年8月
やっとこさ日々が落ち着いてきて、職場の隣町にあるロサムンディという学びと創造の場を訪れたり、石岡市の有機農家である魚住農園へ行くことができる。
東京、埼玉、千葉で暮らす友人たちが、県北まで古い倉庫の落書きアートのイベントに参加しにきてくれる。
休むこと無く、どこかへどこかへと出掛けていくときは、大抵、現実逃避。
一人で考えすぎて頭がぐるぐる・・。目がまわり・・職場近くに偶然見つけたセラピストさんのお宅の屋根裏部屋でセラピーを受ける。
人を愛したいという強い想いに気づく。
この出会いは、これからの私にたくさんの学びや広がりをもたらしてくれるだろうと予感する。
「思い立ったら、動く」ことを大事にしていくと、思いがけない素敵な出来事、出会いが起こっていく。


2009年9月
7月のもてぎアートフェスタで出会った彼女と、アートセラピストの彼女との企画で、「wishくん」とドン・カ・ジョンさんが県北の職場を訪ねてくれる。
ドン・カ・ジョンさんは、願いごとを描いてくれる絵描きさん。
詳しいことはこちらで。wishくんHP or ヒトノカズダケの記事
メンバーの力と、繊細さに改めて感動できたイベントだった。
ただ、自分の人に働きかける能力の無さに愕然とし、できていることが全く見えず、できていないことだけにフォーカスし、落ち込み、何も考えられず、動けず、初めてうつとはこういうものかもしれないと、ほんの少し垣間見れたような気がした。
2日ほどで回復し、念願のミラの大掃除をする。
ゴミ袋が、駐車場半分を埋めつくした。


2009年10月
ミラの会、1周年ということで恩師を招く。
たっぷりと話を聴くことができる。
70歳なんていう年は関係はなく、悩み、葛藤し、自分とは何なんだ!と問い続ける姿に、憧れながらも、自分にこれほどの生命力(生を問い続ける力)があるのかどうか、うつむいた。
そして、何をするにも、何も足りていないことに気づく。
がむしゃらに学びあさりたいという欲求が湧く。
県北で、3人の魅力溢れる女性たちと踊る会を始める。
夜の闇の中、からだを解放し、踊る。
気持ちがよくて、感情が溢れそうになる。

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2009年11月
秋が深まっていき、県北の山々は紅葉まっただ中。
生まれて初めて、自分の名前の状態を実感する。
小高い秋の山々の紅葉は、言葉に表すことのできない自然の素晴らしさを描いていた。
それは、神秘的ですらあった。
忙しい日々を、なんとか切り抜け、郡山へ研修に行った翌日、新型インフルエンザに。
39度2分が2日続き、解熱剤だけでももらっておけばよかったと後悔。
有機農家映画祭にどうしても行きたかったのに、行けなくなったことにもショック。
入職1年目で2度目の傷病休暇も痛い。
でも、まわりのスタッフが実にやさしい。


2009年12月
11月のに水戸の鯉淵学園で催された茨城オーガニックフェアで知り合ったヨガのインストラクターのクラスに行き始める。
なんと、職場から車で3分。
車生活でからだが鈍りに鈍っていたので、気持ちがいい。
呼吸を深くするだけで、浄化されるのはどうしてだろうと不思議な経験。
タイのお寺から来られたプラユキ・ナラテボーさんという日本人開発僧の気づきの瞑想会に参加。
今、ここを気づいていくという生き方は、私にはまだできないなと感じながらも、忘れたくない経験に。
職場では、収穫祭が行われ、みんなで植え、刈った米で餅をつき、自然の恵みに感謝。
大晦日は、職場で当直。メンバーと共に年越しそばを食べ、紅白を観て年越し。
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2010年1月
朝夕と霜が下り、陽の光を浴びて地面がきらきら光り、信じられないほどきれい。
早番で7時半から牛の餌やりをするときは、この景色を独り占め。もったいないくらいきれい。
年が明け、今年は「失敗をしよう」と考える。
失敗や挫折の経験があまり無いことに自分の未熟さがあることは分かっていたけれど、失敗をしても大丈夫な自分と、周りの人との関係が、今ここにあるから、今年は、失敗をしたい。
そして、理想と現実が入り混じった昨年の経験を生かして、今年は色々起こしていこうと考える。






今までにないほど、自分の時間は限られた1年だったけれど、振り返れば、すべて自分の時間だったのかもしれない。

これまで、このヒトノカズダケで綴ってきたのは、自分や自分の周りの人たち、環境、社会、存在する色んな世界への問いかけであり、疑問だった。
なぜ? どうして? どういうこと? どうしたらいい?

その連続。

答えなんて何処にもないのかもしれないとも思った。



でも、違った。


今、かかわっている1人1人のメンバーとのやりとりの中で、どう生きるのか―という問いへの希望のかけらを日々、与えてもらっている。

1人1人を、心から愛おしく想う。


課題は山積しているけれど、この気持ちに辿り着けたことが、この1年の経験の実りだ。

感謝。



東京で育った私のあたりまえと、茨城県北の山間地域の人々の暮らしのあたりまえとの違いを喜び、

これからも感動をちゃんと伝えたい。

身近な人にも、東京の友人たちにも。





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  1. 2010/01/30(土) 12:42:23|
  2. kurehaの独り言
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提携の有機野菜の料理と映画上映会vol.16




1月2日、5年目の越年炊き出しに参加してきた。

山谷に行くと、考える。 ふりかえる。 

そして、日々。

夏祭りと、年末年始の越年炊き出しの年2回だけれど、行ける限り、参加し続けようと思う。
山谷についてはこちら


人間関係は、たまにめんどくさいなと思うぐらいがちょうどいいと思う。

「めんどくさい」と言うと、決まって母に、

「よくおばあちゃんに、めんどうくさいっていう匂いはありません!と怒られたわ」

という話を聴かされた。


めんどくさいと感じて、口からその言葉が出そうになると母の話を思い出して、なんとなく言うのをやめる。

ふしぎなもので、思ったことを口に出すのと出さないのとでは、その想いの強さは異なってくる。

口に出すと、その瞬間、予想以上に増幅してしまうこともある。

一方で、考えずにしゃべっていると、潜在的に感じていたことが言葉となってこぼれ出し、初めて自覚したりする。


そんな自らの経験を振り返ると、人は、やはり、人とことばを交わす必要があると思う。

人と意識的にかかわることで、感情や考えはまっとうに築かれていくのではないかと思うから。



2010年は、どんな年になるのかー

ではなく、

2010年を、どんな年にするのかー


主体的に、能動的に生きよう。



さて、今年第一回目のミラの集いのお知らせです。


最近のミラは、ぱん焼きのぼんちゃんが暮らし始めて「まあるいぱんや」がSTARTしてから、やわらかな雰囲気が流れています。
家が、息をしているのが聴こえてきそうです。

そして、ミラの会も少しずつ変化を必要としているのかなとも感じています。


仕事や学校、家族や一人での生活以外の違った世界を自分の中にかすかでも持つこと、そこで出会うひとりひとりに関心を持って、自分に向き合っていくことで、生き方っておもしろいほうに進んでいきます。


今回の映画も、自分と社会を見つめ直すのに役立ってくれる映画です。

ぜひ、いらしてください。


「提携の有機野菜の料理と映画上映会vol.16」

平成22年1月17日(日)

14時半  映画上映開始
      映画「A」
16時半~ 料理開始
18時~  ご飯を食べて映画のことや色々語る
21時頃  解散

場所 ミラ
   (練馬区南大泉1-23-9)
     西武池袋線保谷駅から徒歩15分
     (保谷駅に着いたら連絡をくれれば迎えに行きます)
     JR中央・総武線吉祥寺駅からバス停4番乗り場より(どのバスでも可)乗車し、小関降車、徒歩10分

主催 ヒトノカズダケ
   http://hitonokazudake.blog17.fc2.com/
   massun と KUREHA
   japanesemaple_7@hotmail.com
   

参加希望の方は、主催者のどちらかに連絡をください。

映画「A」について
現在、メディアジャーナリストや執筆活動で知られる森達也が、1996年8月にテレビ放送予定のオウム真理教ドキュメンタリー制作中に、オウムに関する姿勢など見解の相違から、制作会社から契約を解除され、テレビ・ドキュメンタリーのはずだった作品が自主制作映画となったもの。
1998年「A」発表。
2001年「A2」発表。

サティアンと呼ばれるオウム真理教の集い、修行する場の中に入っていった唯一のディレクターが、一人の信者(広報部の核となる人物)を通して、私たちが知らなかったオウム真理教を、わたしたちを、映していく映画。


あれから15年。

まだ何も解決していないし、何も見えていない。


さて、私たちは、どうやって生きていくのでしょう。


この新年、いっしょに考えてみませんか?




提携の有機野菜BOXを毎月送ってもらっている長野の織座農園の畑はもう雪の下で、食べられるものは希少です。

2月、3月は、暖かい地方で野菜作りをしている有機農家さんに提携をお願いしようと思っています。


おいしいごはんを、おいしいと言い合って食べるのはいいものですよ。

bonpan定期便
<まあるいぱんやの定期便>



KUREHA


  1. 2010/01/03(日) 17:16:43|
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