ヒトノカズダケ

 ヒトノカズダケ・・・ 言葉があり、想いがあり、LIFESTYLEがあり、幸せがある。 日々よぎる思いを言葉にし、近くにいるようで遠い誰か、まだ知らない誰かとつながりを持てたらいいと思ってつくりました。

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境界の海


自然が身近な場所に移り住んで、7ヶ月。

「旬」というものが、一瞬の「シュン」であるかのように、短いんだということを実感しています。

春夏秋冬、問わずなんでも手に入った東京の暮らしと“さよなら”したかのような錯覚を起こします。

私が少し遠くに逃げても、便利なものを欲する人たちはつくり出されていくんですね。
彼らの自覚とは無関係に。



高校の頃からの友人にはよく言われるのですが、私は、とても忘れっぽいらしいです。
自分の中のどこかに潜んでいる自分が、不必要だと思う事柄はだいたい忘れます。

中・高の友達、友達の誕生日、昨日の会話の内容など、ほんとにどんどん記憶から消えてしまっています。
その代わり、情報や人の想いの伝達を欲する吸収力は、底知れないかもしれません。
底がないから、どんどん忘れていくのかもしれませんが・・。


・・ええと、もうひとつの私の特徴としては、飽きっぽいということを自分では感じています。

心うつりが激しいんですね。

読みたいと思って少しずつ読み始めた本が、10冊以上本棚や机の上に積まれています。


そんな私が、小学生の頃からなんとなくずっと続けていたことが一つだけありました。

それが、意外に、お菓子作り。

小学5年生のときに、初めて作ったお菓子が、くずまんじゅうとヨーグルト蒸しパン。

少し難しかったので、あまりおいしくなかった記憶があります。

でも、それが火をつけたんでしょう。

イベントごとや友人や家族、自分の誕生日にはケーキを焼いてきました。



得意かどうかは、まだよくわからないのですが、性に合っているから続けているんだなと思うので、その経験を生かして、職場で企画を立ち上げ、8月からメンバーのみんなとお菓子作り&茶話会を始めました。

その名も「すいーつTIME」。

第一回目のときに、メンバーの何人かから出た案をすりあわせ、生まれた名前です。

その目的は、以下の通り。

①生活の中には、自分次第で選択肢が多様にあることを学ぶ。
 (日常的におやつをコンビニで買ったり、スーパーで買ってストレス発散や間食として食べることの他に、手作り(=なにでできているかはっきりわかる)でみんなで語りながら食べることができるなど)

②食に関することにとどまらず、テーマを設けて話をする場(自分のことを語る場・ピアカウンセリングの場)としていく。

手作りするお菓子は、なるべく台所にあるものや、地元の食材、添加物の入っていない自然なものを選んで、つくって楽しい、食べて美味しい、からだに優しく、心が豊かになるようなお茶会にしようというのが、このすいーつTIMEの大切にするところです。


自分の暮らしを、見つめ直したり、暮らし直す、生き直すということは、思っている以上に大変・・というか、少し間違えると今の自分への嫌悪や自己否定につながり、精神を病む人にとっては致命的な決断になることもあるかもしれません。


しかし、この過程なくして、私たちは解放されない。


自由に生きることができず、ステレオタイプや自分の信じていることではないことかもしれないことの無自覚な選択によって、生きづらさいっぱいのまま暮らしていくことになると思います。


企画を始めて2ヶ月。
そんなことを改めて思ったのも、ある日の思いつきがきっかけでした。


その話の前に、以前、「食べものに気をつかっている」とひとくくりにしても、それぞれの度合いや質は、それぞれで、具体的にどんなことを実践しているのかを話すべきではないかと、友人から指摘されたので、今の自宅での食生活を少し紹介したいと思います。


茨城に移り住んでから、自宅で食べているものは、
常陸大宮のまにまに農園、
長野県南佐久郡のひとつぶ農園の野菜、
岩手県わらしべ農園の米
(いずれも農薬、化学肥料、除草剤を使っていない有機農家)
と、週1くらいで魚屋か肉屋で新鮮で、なるべく地元産の魚や肉を購入して料理しています。

調味料は、
塩・醤油は伊豆大島の自然海塩“海の精”、
糖分は奄美大島の黒糖かマスコバド糖、きび糖、愛媛県明浜の無茶々園のはちみつ、カナダ産のメイプルシロップ、玄米飴、
他に、有機三河味醂、有機リンゴ酢、有機バルサミコ酢、生協で購入できる米酢(実家にあったもの)
を使っています。

添加物が表示されているものは、台所には貰い物しかないし、実家の母もお気に入りの自然食品店で購入したものなどを送ってくれていて、助かっています。



しかし、ここ2、3ヶ月、片道40分の車通勤の間に、無性にお腹が空いたり、悩んだり、悲しいのを発散させるためだったり、職場のモードから自宅への移行がうまくいかず、ぽーっとなってしまうとき、甘いものや、食べた感じのあるものなら何でもいいから口に放り込みたい衝動に駆られていました。


そこで、自分の摂った食べ物の原材料に含まれる添加物を書き記していこうと思いつきました。
購入の際には、あえて裏の表示をなるべく読まずに、これ食べたいなと思ったものを直感で選んでみようと、実験のような感じで取り組みました。



10月3日 東京へ行く特急の中で駅前のパン屋で買ったアボガドとローストチキンのサンドイッチ
増粘多糖類/グリシン/リン酸塩(Na)/酒精/調味料(アミノ酸等)/酢酸Na/保存料(白子たんぱく、ポリシジン)/乳化剤/香料/着色料(カラメル、カロチン)/ビタミン C(原材料の一部に乳、鮭、大豆を含む)

10月6日 通勤途中にあるコンビニで買ったmeijiエクストラミルク
植物油脂/トレハロース/ホエイパウダー/デキストリン/乳たんぱく/ミルクカルシウム/乳化剤(大豆を含む)/香料

10月6日  同上 ココナッツサブレ
卵白粉/乳化剤/香料/増粘剤(キサンタンガム)/セルロース(原材料の一部に大豆を含む)

10月13日 近くのパン屋で買ったグリコのアイス、ふわとろチョコレート
ヤシ油/ぶどう糖/パーム油/プラリーネ/デキストリン/乳化剤/安定剤(増粘多糖類)/香料/カロチン色素(原材料の一部に大豆を含む)

10月16日 こじんまり個人経営のコンビニで買った白いたいやきアイスもなか
乳製品/糖類(水飴、異性化液糖)/植物油脂/加工でんぷん/香料/安定剤(増粘多糖類)/乳化剤(原材料の一部に小麦、大豆を含む)


ここに書いたものが全部ではないですが、これらの手作りすれば不必要な添加物や保存料で、手帳の見開きページがいっぱいになったところで、私の食の乱れ(の実験?)はおさまりました。

おさまったのは、記録して、少し冷静になって見返せたから。
そして、これらの添加物をからだに取り入れれば取り入れるほど、イライラしたり、情緒不安定な自分になっていき、怖かったのです。

ほんとうですよ。

自虐的だなと思いながらも、現代におけるストレスは、現代のたべもので解決するようなメカニズムに、現代に生まれた自分はしっかりはまっているのだなと、自覚するのです。


今は、玄米おにぎりや、2年前くらいからずっと桃太郎のきびだんごのようにたずさえている指輪クラブの“おやゆびトム”(原材料:南部小麦/全粒粉/菜種油/レーズン/くるみ/ラム酒/岩塩/シナモン)を、どうしても口寂しいときに食べるというところに落ち着きました。

これからも、この安定と乱れを繰り返していくのだと思います。

そして、少しずつ時間をかけて、土に還れるからだになっていけばいいなと、なんて自分勝手なんだろうと思いながらも、思ってしまいます。


たべものが、からだをつくっている。

ああ、わかっていても、「こだわる」ことで今までの自分や、周りの人たちへの否定や嫌悪につながりかねず、境界の海を渡り続けることで視えていくものがあるんだと信じたいと思います。

あとは、頑張って「こだわる」のではなく、自覚的で「自然な消去法」で、たべものを選んでいきたいと思います。



みなさんは、どんな風に「食べものに気をつかって」いますか?


my ome
梅雨明けに干していた梅干し。
瓶の中で寝かしていましたが、最近、だいぶ美味しくなってきました。


presentforme.jpg
もうすぐ25歳になるので、自分へのお祝いに逗子の「わかなぱん」のパンとケーキを。
ああ、至福。
一口一口、「おいしい」と、ついもらしてしまうような食べものとの付き合い方を、これからもしていけますように。


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  1. 2009/10/30(金) 10:31:31|
  2. kurehaの独り言
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表紙絵


夏が過ぎ、台風がやってきました。
mira photo for blog

このあいだまで、稲刈りやほだがけ(長野でははざがけ)の景色でいっぱいだったのに、季節は、待つことなく巡っていきます。


今月で1周年の「提携の有機野菜の料理と映画上映会」は、今までで一番多い17名の参加で、それぞれがそれぞれの方法で受けとった言葉や、抱いた感情を持ち帰っていきました。

小さく灯る可能性がぽっぽっと感じられるようなとてもいい会になりました。

来てくださった方、ゲストの楠原さんに改めて感謝したいと思います。

なお、今回、語った内容は、文章に起こしたいと思っていますので、送付希望の方はわたしまでご連絡ください。
→ japanesemaple_7@hotmail.com

miraphoto forblog2

さて、お気づきの方もいるかと思いますが、ヒトノカズダケを始めて、初めて表紙の写真を変えました。

このあいだまで何年かインドに居て、今は愛媛の明浜で新規就農された友人が、描いてくれた「ひとのかず茸」。

このきのこさんに、おいおい季節を感じられるような色を塗っていこうと思います。


最近、なんとなく縁遠いような気がして、自分では取り組んでいなかった絵や、造形、音楽、舞いなどのアートが、身近になりつつあります。


少し前になりますが、働いている牧場や施設の母体となる精神科病院のデイケアで、絵を描いてもらいました。
自画像4

絵のモデルになるなんて初めてで、照れくさかったですが、とても嬉しかったし、いつもとは違うメンバーとの距離感にどきどきしてしまいました。
自画像

自画像3


また、自宅から4、50分のところにある「もうひとつの美術館」というお気に入りの場所も見つかりました。
alta.jpg

だんだん眠くなってきたので、ここのことについては、また改めて書こうと思います。


utikara2.jpg

東京の実家のベランダから見える風景に、懐かしみと違和感のどちらも抱きながら、やっぱり目を開ければ山がある、大子の風景にやられてしまう私がいます。


どちらが正しくて、どちらが間違っているか、どちらが善くて、どちらが悪いか、どちらが好きで、どちらが嫌いか・・・・、


そういう捉え方をせずに、東京と茨城の山あいの町での、環境と人とのかかわりのあいだでもまれ、悩み、考え続けるために、私はミラに通っているのかもしれません。







  1. 2009/10/07(水) 23:29:30|
  2. kurehaの独り言
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